白蟻防除薬剤と施工法

白蟻防除薬剤について…

建物をシロアリの被害から守るために使用する薬剤を「シロアリ防除剤」と言います。
当組合においては、『組合の概要』の項で先述したとおり、『組合員による薬剤の共同購買』を基本としており、その防除剤はすべて、効力および安全性の高い『社団法人日本しろあり対策協会』の認定剤を購買使用する方針をとっております。

シロアリ防除剤の安全使用

(社)日本しろあり対策協会認定剤は、通常の使用および所定の作業上の注意を厳守すれば、防除作業者・居住者(施主)に対して極めて安全なものではありますが、防除剤仕様表記の取扱い方法に則せず誤った使い方をした場合には、防蟻効果が得られないばかりか、最悪の場合、薬剤による環境汚染をまき起こす可能性さえあります。
すなわち、いかに(社)日本しろあり対策協会の厳しい審査によって安全性と効力が認められた薬剤であったとしても、薬剤の性質、防除方法を熟知したプロの防除士が万全を期して使用することにより、はじめて「より安全、より確実な白蟻防除処理」を確立する事ができるのです。

施工方法

薬剤を用いて行う予防工事およぴ駆除工事の基本は、シロアリの侵入を防止するための土壌処理とシロアリの食害を防除するための木部処理に区別することができます。

 

■木部処理

防腐、防蟻効カを有する(社)日本しろあり対策協会認定のシロアリ防除薬剤(油剤・乳剤等)を使用して次の方法で実施する。
塗布法 刷毛で木材表面に塗布する。

塗布法 刷毛で木材表面に塗布する。
吹付け法  噴霧機により木材表面に吹付ける。
穿孔法 木材表面に孔を穿ち、噴霧機等で木材内部に注入し木栓をする。
壁体内拡散法 外壁又は内壁に孔を穿ち、拡散型ノズルを挿入し内部に拡散処理する
浸漬処理法 木材を薬液中に浸漬し、薬剤を材中に浸透させる。
■土壌処理

防蟻効力を有する(社)日本しろあり対策協会認定の土壌処理剤(乳剤・粉剤・粒剤)を使用して次の方法で実施する。
帯状散布法 基礎の内側及ぴ束石周囲等に帯状に散布する法。

帯状散布法 基礎の内側及ぴ束石周囲等に帯状に散布する法。
面状散布法 土壌表面全体に均一に散布する法。
加圧注入法 土間コンクり一ト等に穿孔し土中に注入処理する法。

 

■特殊処理法
ベイト工法 遅効性の有効成分や昆虫成長制御剤を、シロアリの好む餌(セルロース)に混ぜて喫食させ、コロニー衰退や全滅を図る方法。
発泡処 発泡薬剤を発泡施工機により発泡させながら床下等・施工空問に送り込む方法。土壊処理・木部処理に適用。なお壁部分の施工には補足処理が必要。
樹脂被膜処理 防蟻薬剤を含有する樹脂エマルジョンを散布または噴霧し、土壌及び基礎表面に樹脂膜を形成する工法。土壊処理に適用。
シート処理 防蟻薬剤を含有した樹脂シートを用いて床下土壊表面を被覆する方法。土壌処理に適用。
薬剤加圧注入木材処理 防蟻薬剤を加圧・浸漬等により注入浸透させた木材を使用し、他の補足処理をする事により防蟻処理する方法。
防除装置処理 防除装置を土台、基礎等に設置し、他の補足処理をする事により防蟻処理する方法。
天幕ガス燻蒸処理 天幕で建築物をおおい密閉状態で燻蒸用薬剤を注入する方法。他の補足処理をする事により防蟻処理する方法。

 

以上、白蟻防除処理施工には各種ありますが、本県において通常行なわれる施工は以下のとおりです。

木部処理
塗布・散布・浸漬処理が主要な工法となっております。
この工法は、特に木造が主体となります。

土壌処理
散布・注入・シート工法等が主要な工法となっております。
特に新築時の土壌処理は散布・シート工法等で、注入工法は白蟻駆除の場合に施工されます。
以上、薬剤処理工法ではありますが、近年薬剤メーカーは、より安全性の高い商品開発が行なわれており、一般にいわれるようなシックハウスの問題は、すでにクリヤーしております。

ベイト工法
近年(20年前)より施工されてきた工法でも数多くの施工例を見ることができます。
特にベイト工法は、平成2~3年頃に米国で開発され、日本での初上市場は当組合が最初であります。この工法では実績もさることながら、当組合は技術的にも秀でているものであります。